警備員は勤務中は制服を着用します。制服姿で立哨・巡回することで常に警戒していることをアピールすることが目的です。しかし、制服の着こなし方が悪かったり、体型のせいでだらしなく見える警備員がいます。高齢者が多いせいか立哨の姿勢が悪かったり、老人の徘徊のような巡回をする警備員が少なくないです。制服姿を『見せる』ことはできても『魅せる』ことができない警備員を紹介します。
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メタボな警備員
警備員は無線機やキーケースなどの装備品の装着のために帯革を身に付けます。腰回りの腹側と背中側が水平になっていればカッコよく見えますが、前が垂れ下がるみっともない着け方の警備員がいます。まわしを着けてる力士をイメージしてもらえればわかりやすいと思いますが、腹が出ているために前側が下がってしまいます。後ろ姿は中肉中背なのに横から見ると妊婦並みの腹回り、いわゆるメタボ体型の警備員は帯革を水平に着けられず、前側は腹の下側に下がってしまってカッコ悪いです。 また、メタボな警備員は制服もフィットしません。全体的に体の大きい人はLLや3Lといった大きなサイズの制服で合いますが、腹回りだけ大きい制服はありません。合わない制服を無理やり着用することになります。特に夏服で目立つのは、腹部分はボタンがはじけそうにパツパツ、首回りはボタンが閉まらず第二ボタンまで外している状態です。若いイケメンホストがファッションでシャツのボタンを二つ外すのはカッコいいですが、メタボなおじさん警備員が制服のボタンを二つ外して腹を突き出して歩く姿はだらしないだけです。
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姿勢が悪い警備員
姿勢が悪いと立哨の立ち姿や巡回の歩き方が美しく見えません。猫背で体が傾いている立ち姿、足を引きずるような歩き方、くたびれた雰囲気など『魅せる警備』には程遠い警備員が多いです。足腰にガタが来てる高齢警備員が多いのが原因でしょう。体力の衰えからキビキビ動けない、長時間一定の姿勢が保てないのです。
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身だしなみがひどい警備員
髪はボサボサ、いつ洗濯したのかわからないような薄汚い制服、無精ひげに鼻毛などだらしない警備員がいます。見かけで人を判断することに批判的な意見もあります。しかし、初めて施設を訪れた来客がこんな警備員を見たらどう思うでしょうか。決して良い印象は持たれないでしょう。逆に不快感を与えてしまうことになり、警備員のみならず施設の評判まで悪くなることにもなりかねません。 施設警備員は人と接することが多い仕事、身だしなみも仕事のうちです。
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まとめ
①メタボな警備員は制服や帯革がフィットせず、カッコ悪い。
②姿勢が悪い警備員は美しく見えない。高齢警備員は体の衰えから動作が鈍くなる。
③接客業務が多い施設警備員は最低限の身だしなみは必須。
以上、私がこれまでに出会っただらしない警備員の紹介でした。 私が以前、面接に行った警備会社での話です。この会社は施設の駐車場での誘導が主な業務で女性は大歓迎と言われました。理由は華やかな結婚式場に高齢の男性警備員よりも女性の方がふさわしいからとのことでした。では高齢男性の勤務地はないのでしょうか?いや、あります。それは・・・葬祭場です。この会社は入社辞退で勤務することはありませんでしたが、『魅せる警備』の典型例だと感じました。制服姿の警備員は常に人に見られているということを意識して業務を遂行したいものです。
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