日勤・夜勤・当務、どの働き方がいいか?

施設警備は日勤、夜勤、当直勤務(以下当務)があります。施設の安全を守るため、夜間も常駐しなければなりません。私が経験した現場では日勤か当務で、夜勤だけの選択肢はなかったです。私個人の考えですが24時間当務は体を壊す大きな要素ではないかと思います。人間は昼間活動して夜は眠る、これが基本です。夜型人間にとっては昼夜逆転の生活がマッチするのかもしれませんが、仮眠時間が4~5時間しかない当務は体力がないとキツイです。一人で当務ではなく、二人で日勤と夜勤の割勤がベストだと思いますが、常時人手不足の警備業界で会社も最小限の人員で現場を回したいから一人に長時間勤務を強いることになります。

夜勤は日勤よりも楽?

日中は出入管理、受付、来館者やテナント職員からの問い合わせ対応など接客的業務に追われます。施設にもよりますが、商業施設は日中は不特定多数の人の出入りが激しいため、トラブルが発生しやすいです。夜間は来客はほとんどなく、不審者を入館させない見張り的な業務が中心なので日勤よりも暇な時間が多いかもしれませんね。たまに夜間の作業に立ち合う業務もありますが、期間限定です。私は日勤の現場が多かったですが、当務をやってる隊員は夜のほうが楽だと言います。

当務と健康

深夜勤務は本人が思ってる以上に体に負担がかかるようです。会社で義務付けられている健康診断、日勤者は年一回ですが、夜勤・当務者は年二回になっています。それだけ健康を害する危険性が高いということです。長年当務をやってる隊員は「慣れれば大したことない」と言ってますが、生活リズムが不規則になるため、体調不良になりやすいです。私は空港と宅配会社で当務を経験しましたが、いつ寝ているかわからないような睡眠障害に陥りました。浅い眠りに慢性疲労の影響で職場では眠気による集中力低下に悩まされました。

まとめ

①日勤と夜勤では仕事の負担が違う。昼間は接客業務が多く、夜間は主に見張り業務。昼間のほうが忙しい。

②当務が苦手な警備員がいる。体力がない、健康上の問題がある人が無理に当務をやると体調不良から病気を誘発しやすい。

以上、警備員の勤務形態の違いを比べてみました。施設警備の仕事に夜勤は付きものです。しかし、24時間を日勤と夜勤で割勤にせず、一人が当務で通すことがほとんどです。当務は残業手当や深夜手当が付くので日勤よりは稼げます。日勤は勤務日数を増やすか、資格手当がない限り稼げません。勤務形態を選べる現場なら健康か賃金のどちらを優先するか。健康重視なら日勤、お金を稼ぎたければ当務でしょう。当務は体への負担が大きいです。稼ぎたいからと無理して当務を続けた結果、体を壊して今まで稼いだ賃金が治療費に消えてしまったら意味がありません。なので私は規則正しい生活ができる日勤を選びます。当務ではなく、夜勤ならやってもいいかなと思ってますが。

健康とお金、あちらが立てばこちらが立たず、辛い警備業です。

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