警備歴の長い高齢警備員は自分のやり方に固執する傾向にあります。これまでの経験を業務に活かすことは良いのですが、施設や警備隊のルールを逸脱してしまうのはクレームやトラブルの原因になります。しかし、高齢警備員に異を唱えると逆ギレされます。そして自分のルール(マイルール)を強要し、他の隊員を混乱させることに。
間違いを指摘されて逆ギレする高齢警備員
中央省庁勤務時代、70代の古参警備員がいました。この隊員は自分で勝手にマイルールを作って他の隊員に押し付けるという悪い癖がありました。門での立哨で来館者に訪問部署を尋ねてこちらに伝える際に間違いがあり、受付の対応に時間がかかったことがありました。そのことを指摘したら「それは受付で確認することでしょう」と逆ギレされました。だったら何のために男性警備員が門で立哨してるの?って話なのですが、『受付で確認』は彼が勝手に決めたマイルール、ミスを指摘された言い訳です。この件を隊長に報告して対応のルール確認をしましたが、やはり個人が作ったマイルールで隊の中では共有されてない作り話でした。
警備歴が長い高齢警備員はやり方を変えられない
物事は常に変化します。施設警備業務も同じで10年間同じ施設にいても施設管理の担当者が変わる、警備隊のメンバーが変わる、隊長が変わる、過去の事件事故の再発防止のため業務のルールが変わるなど状況の変化は避けられません。警備員として働く我々も変化について行けるように、バージョンアップしなければなりません。しかし、警備歴が長い高齢警備員は新しいやり方について行けず、昔からのやり方に固執します。この手の高齢隊員はとにかく頑固、そして一番古いとなれば誰も注意できない、隊長も関わるのを嫌がります。マイルールに執着するあまり、ダメ隊員の烙印を押されてしまい煙たがられることに。
資格の有無にこだわる
中央省庁現場の会社では60~70代で施設警備検定2級に合格する隊員が結構いました。私も50代になってから施設2級を取りました。これはあくまで傾向としてですが、施設2級に合格すると急に威張りだす高齢隊員が多いです。確かに資格が有ることは警備業務の知識を有してる証明ではありますが、現場で威張るための道具ではありません。しかし、無資格者をバカにするような言動が見受けられ、何か勘違いしてると思われる高齢隊員が多いです。
まとめ
①間違いを指摘されて逆ギレする高齢警備員。間違いをマイルールにして正当化するのは見苦しい。
②警備員歴が長いのにダメ隊員。古いやり方に固執して変化について行けないとベテランなのにダメ隊員になってしまう。
③高齢警備員も資格を取得するべきではあるが現場で威張る道具にしてはダメ。資格は警備員としての知識を有することの証明である。
以上、高齢警備員のマイルールについてでした。警備歴が長ければいろいろな経験を積んで来ていることでしょう。様々な経験を業務に活かして後輩に伝授するのはとても良いことです。しかし、新しいやり方を否定して古いマイルールを独自に推し進めて他の隊員を混乱させるのは良くありません。若い隊員に尊敬されるような警備員になってもらいたいですね。