前回投稿の『警備員はクズばかり?・警備業界の問題 | 女子警備員ちゃんめんのブログ』では警備員は本当にクズばかりな集団なのか業界の問題点を掘り下げて検証しましたが、今回は続編として私が出会った『トンデモ警備員』を紹介します。なお、本文は私の独断と偏見によるものであることをご承知ください。
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目立ちたがり業務担当
最初の警備会社に在籍していた頃の話です。私服保安員として捕捉件数がずば抜けていた先輩、会社に優秀と評価されたのか現場の一般隊員から業務担当に昇格、この人が業務担当になってから現任教育が変わりました。まずはパフォーマンスと称した猿芝居、各現場で実際に起きた事案を実演するのですがただ単に自分が舞台俳優みたいに目立ちたいだけにしか見えませんでした。全然面白くないし、「こんな時はどう対応すれば良いか」と出席者の誰かを指名して答えさせるのですが、できない隊員にネチネチと説教、気に入らない隊員を大勢の前で吊し上げることが快感だったようです。吊し上げはパフォーマンス時だけでなく、誤認事故を起こした隊員に対しても行われました。私もターゲットにされた経験がありますが、薄笑いを浮かべながら大勢の前で吊し上げというパワハラ、私にとってはこんな現任教育は地獄でしかありませんでした。特に私はこの女の恰好の標的だったようで、吊し上げも大声での恫喝になり、退職を決意しました。 一般隊員の頃も現任教育で他の隊員と顔を合わせると自身の万引き捕捉の自慢話ばかりしていた女、業務担当になったら我々一般隊員を見下すような性格、私服保安員としては優秀だったかもしれませんが、性格に問題がある『クズ警備員』でした。
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新人教育で恫喝しまくるサブリーダー
空港保安の会社で新人研修を受けていた頃の話です。研修期間は10日間、毎回教育係は違う先輩でしたが、女子隊のサブリーダーは本当にひどかったです。ちょっと間違えると「違うよ!」「そうじゃないでしょ!」と怒鳴りまくる、どこがどう間違っているのか説明が全くなく大声で恫喝しまくる女性でした。空港保安は覚えることが多くて未経験の新人がわずか数日で完璧に業務をこなすのは不可能です。付いて行くだけで精一杯の新人をただ怒鳴りつける指導力のないサブリーダー、まさに『クズ警備員』でした。 先日、企業の口コミサイトでこの会社の口コミを見ました。『新人いじめがひどい』とのコメントを見て納得でした。このサブリーダーだけではありませんが、この現場の先輩達は自分が新人だった頃のことなど忘れてしまったのか、みんな苦労して仕事を覚えて行ったはず、なのに親切丁寧から程遠い感情的な物言いでまともに指導教育できない先輩達、『クズ集団』の現場でした。
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個人的感情で隊員を差別するリーダー
これも空港保安時代の話です。上記サブリーダーと仲が良く、いつも二人でつるんでいました。サブリーダーのように大声で恫喝するようなことはなかったのですが、嫌いな隊員は徹底的に無視する女子隊リーダー、私はこの人に嫌われていたようで無視の対象にされていました。また、私がマスク着用禁止のルールを知らずに巡回時にマスクを着けていたからと待機室に『業務中はマスク着用禁止です』と貼り紙をする嫌がらせもされました(詳細は警備員のマスク着用・OK?NG? | 女子警備員ちゃんめんのブログに記載)。他には朝礼で毎回『接遇用語』の唱和があったのですが、私だけ回数を多くされる嫌がらせもされました。大声での恫喝・暴言のようなパワハラのように目立たない行為ですが、これもパワハラです。このようなリーダーの下では働けないと退職を決めたきっかけになった『クズ警備員』でした。
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挨拶できない新人クン
今度は中央省庁の現場の話です。彼はとにかく目つきが悪い、常に人を睨みつける隊員でした。毎朝、出勤する際にまず顔を合わすのは門前に立哨している同僚警備員、先輩後輩関係なく「おはようございます」と声をかけて入館するわけですが、この新人クンは挨拶しても無言で睨みつけるだけで非常に感じ悪かったです。私に対して何かあるのかと思っていたのですが、どうも他の隊員や業者や職員に対しての同じような態度だったようで副隊長から注意されていました。しかし、彼は「何でそれが僕だってわかるんですか?」と逆ギレ、「あちこちからお前に苦情が来てるんだよ!」と副隊長。他にもシフトについて「勤務のバランスが悪い」と隊長に文句を言ったり、勤務変更をお願いしても「何で僕なんですか?」と突っかかるなど勤務態度にも問題がありました。警備員としての資質以前に人間性に問題ありとのことで、現場を追い出されて本社預かりとなりました。その後、どうなったのかはわかりませんが、果たして社会人としてまともにやっていけるのか疑問です。
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クレクレ乞食女子
これも中央省庁の現場、新卒で入社した19歳女子隊員の話です。業界では若い女子警備員は珍しいので歓迎ムード、おじさん隊員もうれしそうでした。また、庁舎に入っている公用車の運転手さんからもよくお菓子をもらっていたようです。しかし、社会人経験がない彼女は勘違いをしてしまったようで事あるごとに「アイス食べた~い」「ジュース飲みた~い」とおねだりをするようになったそうです。最初のうちはお菓子やジュースをおごってあげていたおじさん達もこれにはウンザリ、「あの子はたかり屋」と陰口されるようになってしまいました。 ある日、彼女と休憩時間が一緒になった時に「アイス食べた~い」と呟く声、同室のおじさん隊員が「どうぞ、食べてください」と。「ここに今6人いるから一人20円で・・・」と彼女の呟きが続いていましたがみんな無視、私も当然無視です。彼女に20円あげる理由はありませんから。 彼女は元々警察官を目指していたそうで一年で退職、その後どうなったかは不明です。
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礼節のないタメ口女
こちらも中央省庁、警備未経験の44歳女性の新人、この人は強烈でした。先輩隊員にタメ口連発、先輩隊員を呼び捨て、高齢隊員を「ジジイの立ちんぼ」と揶揄、これまでどんな社会人生活を送ってきたのかと思うような人でした。私も含めて同僚隊員は彼女のことはできるだけ避けてました。しかし、業務上どうしても関わらなければならないこともあります。彼女が受付票の集計方法を間違えていたので注意したことがあったのですが、想像通りと言うか不貞腐れて返事もせず、ブツブツ文句言って受付所のドアを乱暴に閉めて立ち去る態度の悪さ。「隊の和を乱す」との隊長判断で1カ月で現場から出されました。会社は別の現場を用意していたようですが「こんな会社だとは思わなかった」との捨て台詞を残して退職したそうです。この人も警備員として以前に人格に問題がありましたね。
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以上、私がこれまで出会ったトンデモ警備員の紹介でした。 前回のブログでも述べましたが、業界全体が人手不足のために『来る者拒まず』状態で誰でも採用してしまうために社会不適合者と思われる人達が参入してしまうのが大きな問題点です。そしてこんな『トンデモ警備員』が長く居座る現場ではパワハラが横行、まともな人はどんどん辞めて行き、人員不足に拍車がかかってしまう状態になるわけです。警備業界に一人でも多く良い人材が集まることを心から願っています。