警備員の健康管理

健康管理に大切なのは適度な運動、十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事です。しかし、警備員に限らず、これらを全てクリアしている労働者はどれほどいるでしょうか?長時間労働で自分の時間が確保できずに睡眠時間が短くなる、少ない休日は体を休めるだけで運動なんてとても無理、給料が少なくて食費節約のためにカップ麺ばかりなど健康に気を配る余裕のない労働者が多いのではないでしょうか。特に24時間当務に従事する警備員は、生活サイクルが不規則になるため、健康管理が難しいでしょう。

動くことが少ない

施設警備員は施設の出入口や受付での立哨または座哨業務が多く、その場でじっとしていることがほとんどで、動き回るのは巡回業務ぐらいです。大学のキャンパスのような広い敷地内で、業務が巡回中心の現場では歩く時間が多くて良い運動になるかもしれませんが、ほとんどの警備員は動くことが少なく、運動不足になりがちです。

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仮眠時間が少ない

当務での仮眠時間はスケジュール表では4~5時間で設定されてますが、実際はもっと短いです。スケジュール通りに時間いっぱい寝ていたら交代に遅れて相勤者に迷惑をかけます。身支度など準備時間を考えて早めに起きなければなりません。また、当務を続けていると規則正しい生活ができなくなり、決まった時間に寝られません。私の経験ですが、明けで帰宅してもすぐに寝られるとは限らず、テレビを見ていていつの間にか寝落ち、常に頭がボーっとしていていつ寝ているのかわからない状態でした。

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現場によって食事内容が変わる

配属された施設周辺の環境によって食事事情は変わります。施設内に食堂や売店がある施設、近くにコンビニなど店がある現場、逆に近くに食べ物を販売してるお店がなく、弁当持参か出勤途中で購入が必要な現場など様々です。施設内や周辺にお店があると昼食以外におやつなどの食べ物をつい購入してしまいます。拘束時間が長い当務ならなおさらです。食品購入の誘惑が多い一方、低賃金で食費節約のために昼食はカップ麺や菓子パンで済ます隊員もいます。

中央省庁勤務の時の私の昼食は、館内の食堂利用で500~600円の定食中心でした。定食なら栄養バランスの良い食事が取れると思ったのですが、その代わり節約貯金はできませんでした。現在の現場では、前より自宅から近くなって朝の時間に若干の余裕ができたので弁当持参です。とは言っても白米に鮭か肉をのせる、ふりかけご飯など栄養バランスとは程遠い食事です。

まとめ

①施設警備員は体を動かす業務が少ない。巡回以外は配置ポジションで動かず立哨または座哨。

②仮眠時間が少なく、不規則な睡眠になりがち。睡眠障害に陥ることもある。

③食堂がない施設では栄養バランスが良い食事を取るのが難しい。食費節約のため、栄養バランスよりも安価な単品を少量で済ます隊員もいる。

以上、警備員の健康管理についてでした。夜勤・当務がある警備員は生活が不規則になるため、健康管理が難しいです。日勤では規則正しい生活は送れるけど収入が低いため、食費を抑えなければならず、満足な食事が取れないこともあります。しかし、どんな状況であれ健康管理は自己責任です。無理な連勤や少ない休日など、労働環境が悪い職場で長く働いているとそれだけで健康管理の妨げになります。少しでも労働環境が良い警備会社を選ぶことが健康管理の第一歩かもしれませんね。

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