不本意な異動・初日で脱落

施設警備員は同じ会社に長く在籍していても、ずっと同じ現場で働けるとは限りません。契約期間満了で次の契約が継続できなくなった、クライアントや来客からのクレーム、退職者による欠員、隊員自身の希望など様々な理由で現場異動を命じられることがあります。異動先が前の現場よりも居心地が良ければいいですが、業務内容が複雑だったり隊の雰囲気が悪かったりすると初日でやる気がなくなって退職することに。特に人が定着しない現場は労働環境や人間関係が良くない場合が多く、こうした現場に配属された隊員は苦労します。私自身、異動が原因で退職した経験があります。現場の異動は施設警備の経験を積める利点はありますが、合わない現場では隊員がやる気を失くしてしまいます。

厳しい現場

一言で厳しい現場と言ってもいろいろです。業務内容が複雑雑多で短期間で覚えられない、常に忙しくてタイムスケジュール通りに休憩が取れない、長時間の立哨や巡回で体力的にキツイなど。前の現場が比較的楽な現場だと余計にキツく感じてしまい、やる気が失せてしまいます。

本人の意思とは無関係

会社からの異動命令は本人の意思に無関係の場合がほとんどです。好きだった現場を離れる、通勤が不便になるなど隊員にとってデメリットしかない異動はそれだけでも憂鬱になります。それでも楽な現場なら何とかやっていけるかもしれませんが、厳しい現場では初日で音を上げてしまうでしょう。

配属初日の立ち振る舞い

中央省庁の現場は人が定着せず人員不足が常態化していたため、他現場から異動してきた隊員が多かったです。その人達の初日の立ち振る舞いを見ているとやる気があるかどうかわかります。「この人、無理だな」と感じる人はやっぱり数日で退職します。前の現場に戻ることが叶わず、異動に納得できなければ退職するしかなくなってしまいます。

まとめ

①楽な現場からの異動命令はやる気に影響が出る。

②現場異動は本人の意思とは無関係な場合が多い。

③配属初日の立ち振る舞いでやる気の有無がわかる。

以上、施設警備員の現場異動に関してでした。                                                       私の経験ですが、中学校で楽しく勤務していたのにわずか半年で異動を命じられました。異動先は中学校よりも遠いスーパー、業務内容は買い物かごの片づけとゴミの回収、警備業務とは言えないものでした。初日でやる気を失くし、退職を決めました。現場異動はその後の警備員の運命を左右すると言っても過言ではないと感じました。

タイトルとURLをコピーしました