施設警備は屋内勤務が多く、座哨の受付だと一見楽そうに見えます。しかし、施設警備員ならではの苦労、大変なことや守らなければならないことがあります。
突然の欠勤はNG
クライアントとの契約条項に警備員の配置人数が決められています。日々の勤務は必ず契約通りの人数で業務を遂行しなければなりません。急な体調不良等で欠勤者が出ると、前日の当直勤務(当務)の隊員がそのまま残って穴埋めすることになります。なので基本的には突然の欠勤はNGです。とは言っても発熱その他の体調不良で動けない、家族に不幸があった等どうしても無理な時もあります。近年はコロナ禍の影響で、体調不良時の無理な出勤は控えるようにとの注意喚起をしている会社もあります。そんな時はお互い様な部分もありますが、快く代勤を引き受けてもらえるかどうかは普段の勤務態度の良し悪しが影響します。遅刻や欠勤が多い隊員は「またか」と陰で言われるますが、滅多に休まない真面目な人なら助け合い精神が発動するでしょう。施設警備員に限らないですが、普段の行いが大事です。
建物の中の勤務
施設警備員は建物を守っています。建物の中での勤務なので楽そうに見えます。しかし、建物の外周も敷地内であれば悪天候でも猛暑激寒でも巡回や立哨しなければなりません。それでも屋外駐車場や工事現場で一日中風雨に晒されながら立ち続けている交通誘導警備を思えば、施設警備は環境面では恵まれているでしょう。
日々同じ事の繰り返し
一日のやることはほぼ決まっています。その日のシフトで業務の時間が変わる程度で業務内容は同じです。人倒れや迷子、不審者対応など緊急事案の頻度は施設によりますが、毎日救急車や警察を呼ぶことはないです。私が現在勤務しているオフィスビルでは年に数回程度です。作業がマンネリ化しているために気が抜けてしまい、巡回が徘徊になって見るべき物を見逃す、受付管理簿の記入漏れや間違いを見逃すなどの凡ミスが多発する危険性があります。
まとめ
①施設警備員の突然の欠勤は厳禁。配置人数が決まっているので迂闊に休めない。
②建物の中での勤務なので楽そうに見える。しかし、建物の外周巡回や敷地の入口での立哨など屋外での業務もある。
③施設警備業務はルーティンワーク。日々同じ事の繰り返しでマンネリズムに陥りやすい。
以上、楽そうに見える施設警備の仕事についてでした。傍から見るとあまり動かない体力的に楽に見えるかもしれません。施設警備員はクレームやトラブル対応で、精神的な負担の方が大きいかもしれません。